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 DIARY~活動記録   

2014/11/7(fri)

 

8:05

伊丹空港から岩手花巻空港行きのJAL。11月に入り東北旅行のハイシーズンは過ぎていますが、座席は満席、航空券も高い!T_T。

 

13-20℃の大阪から5-16℃の三陸へ。ここ数日で急に寒くなり、遠野のあたりは0℃との予報に、ダウンジャケットやウールのパッチで装備も固め、毛穴引き締めて臨みます。

冬の旅行は衣類がかさばるうえに、マッサージ用のタオルやらオイルやら、配布するパンフ類などで荷物が多い!-o-

 

前日まで風邪でやられていたユキコですが出発日には気合で撃退。本番に強いんです。

10:30~

飛行機を降りると、秋晴れの良いお天気!覚悟したほど寒くもありません。レンタカー屋さんに「道路凍ったりしてませんか?!」ってきいたら「はあ( ゚д゚)?」って顔されました。警戒しすぎ!

 

今回は荷物の運搬があるので軽ではなくヴィッツを借り、花巻から国道283号で東へ向かいます。

 

途中の景色は、赤に黄色に木々が色づいた山が本当にきれいで、イーハトーボの国に来たことが心にしみてきます。

 

12:30

途中の遠野で昼食。日本初の民俗学博物館で、2010年にリニューアルした遠野市立博物館へ。

ここはほんとにすばらしいミュージアムです。遠野物語を生んだ岩手内陸部の自然、歴史、風土、暮らし、文化、民話が豊富な展示物と映像で多面的に紹介されています。洗練された展示にぐいぐい引き込まれ、何時間でも居たくなります。

民俗学や日本の農村文化、柳田文学に興味のある方にはもう全力でお薦めですよ!

14:30

釜石~大槌町へ。

 

大勢の犠牲者を出し、つらい慰霊の場となっていた鵜住居の旧防災センターは解体され、土台のみとなっていました。でもすぐそばに仮設の花屋さんが残っており、花を手向けに来る人が絶えずいらっしゃるのだなと推察できます。

 

付近は整地作業が進んでいるようですが、建物の姿はまだありません。

15:00

大槌町福幸きらり商店街内・NPO法人「つどい」の事務所へ。

「地域のつながりを大切に、まちと暮らしを再構築する仕組みを育てる」ことを目指しておられるNPOさんで、いつ行っても自然体で温かく迎えてくださいます。

前回来た時にご紹介いただいた「ベルガーディア」へ今から行くと言ったら、わかりにくいからとわざわざ先導してご案内いただきました。ほんとにありがとうございました!

 

NPO「つどい」 ホームページ Facebook

 

 

15:30

「ベルガーディア鯨山」は大槌町吉里吉里の、海を見下ろすガーデンハウス。オーナーご夫妻が手作りされた、子供たちのための【森の図書館】、【ツリーハウス】、そしてなくなった大切なひとと話ができる【風の電話】が有名な美しい場所です。(写真をクリックしてスライドショーをどうぞ)

今回、少し時間があったので訪れることができました。

本当は今日は休館だったのですが、電話で「大阪から来た」と言ったら開けて迎えてくださいました。無理を言って申し訳ありません! でも、見られてうれしかったです。ありがとうございます。

 

ベルガーディア鯨山について、概要はこちら

「風の電話」についてはこちら

 

15/1/14追記)1月7日の嵐で倒壊してしまった「風の電話」。一時は再建不能かと伝わりましたが、全国からの支援もあり、無事に再建のめどが立っているようです。よかった!

16:30

大槌町の大槌町の支援事務局(大槌町地域支援員配置事業事務局)へ立ち寄ってご挨拶。

今回のツアーでは釜石と大槌で2クラスずつ行うのですが、大槌のクラス実施には、会場手配・チラシ配布などこの事務局とボランティアセンターのみなさんにお世話になっています。

それが今回、仮設住宅のみなさんへの告知チラシの曜日を間違ってしまい、支援事務局スタッフの方に何十枚も手で修正してもらうという大変なお手数をかけてしまいました>_<;すみません~~

「送り直しますから!」という前に、「もう直しておきました^-^v」と。親切すぎ&仕事早すぎです!

 

それから少し離れたボランティアセンターへ。ここでヨガマットを大量にお借りします。

このマットは、2か月毎という高頻度でこの地を訪れ、YOGAイベントを行っておられる関東のYOGAボランティアプロジェクト・「ココフル」さんの持ち物で、ボランティアセンターが保管してくださっています。我々の活動でマットが必要ということでココフルさんにお願いすると、「ぜひどうぞ!」とありがたいお返事。ほんとに助かりました。色々ピンチになると、誰かが誰かを紹介してくださり、道が開けていきます。

 

大槌町社会福祉協議会(社協)ボランティアセンター

ボランティアセンタースタッフブログ

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ココフル・プロジェクト

18:00

釜石市内に戻り、今回の宿・この夏できたばかりのホテルルートイン釜石にチェックイン。ロビーで靴を脱ぎスリッパに履き替えるという珍しいスタイル。温泉がついてるのがポイント高い!長旅のあと、足を延ばして疲れを癒せるのはやっぱり違います。

 

客層はというと、やはり復興関連で来てはる方、まとまった期間滞在して働いてはるらしき方が多い様子。そんな中で目を引いたのが、若い女性ばかりの団体。何かのワークショップか、NPO活動か、ロビーでノートパソコンを開いて真剣にミーティング。なんのグループだったんだろう?話をしてみたかったな~

 

 

チェックイン後、大槌の友人K嬢が訪問。マリコのマッサージセッションを受けてもらいながら四方山話。

マッサージは不思議なもので、施術者と受け手の「相性」がとても大事。どんなボディワークでも「氣」の交換を伴うのですが、それがうまくいくと施術の効果がめちゃくちゃ高まるのです。K嬢はその相性がとてもいい相手で、K嬢へのセッションでは色々とてもインスパイアされます。思えばマリコがマッサージを本格的に磨いていこうと思ったのも、K嬢との出会いからだったような。ほんとに、縁は不思議で、貴重なものです。

一方ユキコの方は、キッチンカーが集うフードコート「大町ほほえむスクエア」へ、ハピスコーヒーの岩鼻さんに会いに。

ハピスさんは、9月に広島の土砂災害の被災地へ、コーヒーをふるまいに出かけられたそう。(facebookが見られる方は、その顛末をこちらでどうぞ)

大震災の時、全国の人々とともに広島の人々からも助けてもらった、そのときの恩返しということで、ハピスさんの活動をここ釜石のみなさんが支え、送り出してくださったそうです。

行動力のある人ってすばらしい。大部分の人はそこまで身軽に動けないけれど、その場合はその身軽な人を応援すればいいのですね。

 

20:00

晩ごはんはここで決まり!の居酒屋「よさく」。

どうして毎回釜石の大町周辺に宿泊するかというと、この「よさく」に来たいから。

K嬢、そしてここでいつもお世話になっているMさんとご一緒しました。
思えばユキコがまだ一人で活動していた時、このよさくでK嬢とMさんに出会い、話を聞いて色々応援してくださったことから、このアイタイ活動は続いているのです。
お店の人もお客もなんだかよくわからないうちにどんどん繋がっていってしまう、そんな不思議なお店。今回も近くの席の方々となし崩しに一緒に会話してました。味の方も、もちろん本場の海鮮が絶品!帆立、シュウリ貝(ムール貝)、おいしかったなあ。)^o^(

23:00

ホテルに戻り、温泉に入って、明日の段取りを確認して就寝。

長い一日、お疲れさま!明日からの本番、がんばりましょ!

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