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 DIARY~活動記録   

2015/6/1(Mon)

 

8:30

 

朝起きて、さっそくご飯の準備!

ホテルのレンジでゴハンをチンして、昨日執念でゲットした三陸の生ウニ&たっぷりめかぶでぜいたく丼。

朝から大満足~^o^

 

9:30~

 

釜石から遠野を経て、花巻めざしドライブ。空は快晴。道もよく空いていて快適です。

12:00

 

ちょうどお昼にたどり着いたのがここ、花巻の宮澤賢治童話村近くの、「そば処なめとこ山」。

賢治の世界の雰囲気そのままのお蕎麦屋さん。場所的に、観光客相手の見かけだけいけてる店?と思ってしまいそうなのですが、味も食材もこだわりの本格派。季節の山菜の天ぷらがおいしい!自家製納豆がおいしい!もちろん手打ちのおそばは絶品!

 

でも、おいしい食事もさることながら、久しぶりにユキコマジックが炸裂し、お店のご夫婦とお話ができたことが大・大収穫!

ユキコマジックと言うのは、ユキコがいるとどういうわけか人が向こうから声をかけてきて、素敵なご縁をつないでくれるという不思議な力。この時も、私たちはただおそばを注文しておいしーおいしーと食べていただけなのですが、なぜかちょっとただものでなさげなご主人から話しかけてもらい、話が弾んで、厨房から奥さんも出てきてくださって。

この店を始めた時のことや、地方で新しく何かを始めるときの経験談を色々と聞かせてくださいました。

「何かをやろうとするとき、警戒して邪魔をしてくる人もいるけれど、必ず応援してくれる人がいる。時間と気持ちにゆとりを持って、良く調べて、粘り強く取り組めば必ず道は開けるから」と、とても力強く、勇気の出るアドバイスをいただきました。

 

ただおいしいおそばを食べに来ただけなのに、こんなうれしい励ましをもらって、わざわざここへ来てよかった!

 

「そば処なめとこ山庵」

 

13:30

 

よかったことはそれだけでなく、ここにぜひ寄ってみなさいと紹介くださったのが、車ですぐの距離にあるアートギャラリー「田舎labo」。

「岩手県在住のクリエイターたちによる、たのしいモノ研究開発ユニット」ということで、アート展示やイベント、クリエイターズ作品の販売などを行っている実験スペースがあるのだとか。

さっそく行ってみると、街道沿いの倉庫チックな建物の中にワクワクするようなアート空間。クリエイターたちが作品を作る過程で出る「ゴミ」を展示するという、面白い企画が行われていました。

そこでまた、オーナーのごんさん・博美さんと出会い、花巻周辺のカルチャーを盛り上げる、色んな活動について情報をいただきました。

アートだけでなく、クラフト、食、音楽、ボディワーク、ヨーガ、コミュニティetc.

「田舎」で古くから培われてきた郷土文化と、若者たちの出会いがとてもすてきな化学反応を起こしているようで、興味が尽きません。

また来たとき必ず寄りたい場所がまたできました。

 

高橋さんたちは、テキスタイルの素材を仕入れに大阪まで来られることがあるそう。ユキコんちのすぐそばのシンセサイザー&蕎麦屋(!?)の「電氣蕎麦」にぜひ行きたいんだとか。「じゃあ今度来たときはウチに泊まってってください」なんて言ったんですけど、社交辞令じゃなくてほんとに来ていいです。ユキコは得意ですから。よそんち泊まるのも、よその人泊めるのも!( ̄▽ ̄)

 

「田舎labo」Facebookページ 

 

15:00

 

そして最後の目的地、花巻鉛温泉藤三旅館に到着。

ここは滞在型の湯治温泉で、深い山の空気と谷のせせらぎに心安らぐ静かな旅館。

初めて訪れた人でも「懐かしい!」と感じる古風な建物はまんま昭和の空気です。

こんな場の強い癒しパワーと、その場の活用法に何か学べるものがありそうで、訪れてみました。

ユキコはもう何度か来たことがありますが、マリコは初めて。

ここにしかない「立って入る」温泉や、清流を見下ろす露天風呂に浸かって、この3日間の疲れを洗い流します。

あーここもまた来たい。次は泊まるか、食事をしたいなあ。

いやほんと、すてきなところです。岩手旅行の際にはぜひコースに入れてください。全力でお薦めしますよ!

17:30

 

岩手花巻空港で、無事故でレンタカーを返し、ほっと一息。

 

お世話になっている薬剤師の井上和裕先生が空港まで会いに来てくださり、しばしの歓談。

志ある次世代の薬剤師を育てるべく尽力なさっている先生で、私たちのこともいつも応援してくださっています。色んな情報を送っていただいたり、人を紹介していただいたり、激励していただいたり、とにかく絶えず見守ってくださるまなざしがうれしい。

ほんとにありがとうございます。

 

18:55

 

時間通りに離陸。

 

窓の下に広がるのは、夕陽を受けて鏡のように光る水面。陸地なのに、一面の水。

眼下いっぱい、見渡す限りの水田が光っているのです。

ここは豊葦原の瑞穂の国、稲作の国、日本の原風景なのでした。

 

ああ本当に岩手は、東北は美しいなあ。

ここに来れてよかった。ここで何かができてよかった。

 

そんな感慨が迫り、胸が熱くなりました。

 

大きな感謝とともに、今回の旅を終えます。

全ての人と、巡り合わせに、心からありがとう!

 

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