アイタイカラ。

12:30

「かだっぺし」さんに到着すると、利用者の方たちが木工製品の制作の真っ最中。

ここでは、コースターやキーホルダーや缶バッジ、さをり織と呼ばれる織物などの制作や、農作業などの活動を随時行ってはるのですが、今日は釜石市のキャラクター「かまりん」グッズの制作。

このかまりん、体は釜石の「か」、頭には海の幸の魚、両手には溶鉱炉の炎と市の花はまゆりを掲げ、足はラグビーボールという、なんというか盛りだくさん(盛り過ぎ！）な奴。でもかわいくて、出来立てのキーホルダーをお買い上げしてしまいました。このクオリティに仕上げるのはかなり大変なんですよ。機械での模様入れとカッティングの後、木目などの状態のいいものを厳選してやすりをかけ、ニスを塗り、袋詰めまで、とても手数がかかってます。

作業を見学するのは面白くて、ずっと見てても飽きないんですが、自分が何しに来たか忘れちゃいけませんね^-^;

ってことで、作業の合間に交代でタッチケアマッサージを5人の方に受けていただきました。

全員が男性でしかも若い方が多いので、がっつり力を入れてもだいじょうぶ。筋や骨格をしっかり捉えるマッサージは物理的な手ごたえがあって楽しいq^-^p

でも当然ながらお一人ずつ体の状態も、マインドの状態も違います。

とても深くリラックスしてもらえる方、機嫌よくずっとおしゃべりしてくださる方もいらっしゃれば、体の力を抜くことがなかなかできない方、心の緊張が取れない方も。

今体は、気持ちはどんな状態なのか、どんな圧が適当なのか、手のひらのセンサーを働かせて確かめていきます。

でも、本当は人のパーソナルスペース（安全と感じる距離の内側）の中に入れてもらえるって、しかも体に触れさせてもらえるって、すごいことなんです。特に、対人関係に敏感な方にとっては大きなストレスのはず。

だから、まずは受けてもらえるだけでも大成功。今回は、前にいくらお勧めしても笑ってはぐらかされていた方に受けてもらうことができ、私としては大きな一歩でした。前回ほとんど反応がなく、どうだったかと気になっていた10代の方もまた受けてくれたし、もう言うことなし！

こうやって、触れられること、人との距離を縮めることに慣れていってもらい、人からの助けを安心して受け取ってもらえるようにお手伝いできればいいなと思っています。一歩ずつ、ゆっくりでも。

とうことで、かだっぺし代表の鈴木さん、今回もありがとうございました。明日はユキコのヨーガでお世話になります。明日もよろしくおねがいします！